
|
され珍重されている。地方によって葉の大きさや厚さ、塩加減の好みが異っているので、漬け物会社はご苦労があるという。
近頃は地元松崎でも地場産品を生かしたさくら葉餅が作られ人気を集めている。松崎特産の、さくら葉ではさんだこしあん入りのお餅は、さくら葉のほのかな香りの中に、あんのほど良い甘さが広がる。さくら葉アイスや、さくら葉クッキー等もお土産に最適。
古くから伝わるさくら葉の栽培、収穫、塩漬けから、地場産品を活かした特産品づくりと松崎では、さくら葉で町おこし、さらに食文化の伝承が行われていることがよくわかる。
3 さくら葉の将来
松崎町の人口が9,000人を下回り、若い者は高校を卒業すると都会に出ていく人も多いという。観光で賑わう伊豆でも高齢化と過疎化はいなめない。さくら葉の生産価格の安さは、出てゆく若者をひき戻す力にはなっていない。町役場には、さくら葉栽培について遠方からの問い合わせも多いというが、新たに大島産の生葉が出まわってきていることもあり、これから本当の意味での競争が始まるのであろう。
この6月に松崎を訪ねた際、さくら葉餅は手に入らなかった。天候不良等でさくら葉が足りず、お餅を作ることができないという。多くの人がさくら葉餅目あてに松崎を訪ねている昨今なのだから、何とかもう少し生産して頂けるよう願いたいものだ。
第6 “観光宣言”の町
松崎町が「花のロマンの里」をテーマに、ふるさとづくり運動に立ちあがった昭和53年、町と地域住民の姿勢を示す観光宣言が定められた。
?@私たちは、この町へ訪れるすべての観光客を“町のお客様として心から歓迎いたします。
?A私たちは、この町の美しい自然を守り、観光客が安心して楽しめる快適な環境づくりをめざします。
?B私たちは、この町の歴史と文化を誇りとして、大切にこれを受けつぎ、次の世代と観光客のために守りつづけます。
前ページ 目次へ 次ページ
|

|